ベトナムの文化
ベトナムの民族構成と言語
ホーチミンシティには、近年ベトナム各地から数多くの人々が流入しており、地域によって違う言葉や習慣が交じり合って、ホーチミン独特の文化を作り出しています。ホーチミンに住む民族は、ベトナムの他地域と同様にキン族が約90%と多数派を占めており、その他にベトナム系の華人が約8%、クメール人や先住民のチャム族などが2%となっています。また他地域の人は、ホーチミンに住む人々のことを、その民族に関わりなくサイゴン人と呼んで他地域と区別しています。
キン族はみなベトナム語を話しますが、その出身地域によりアクセントはそれぞれ違っていて、南部訛りが約50%、北部訛りが約30%、中部訛りが約20%となっており、雰囲気の違うベトナム語が街中で飛び交っています。また、年配の人の中にはフランス支配時代に学んだフランス語を話せる人も多く、アメリカが影響力を行使して街中に英語が氾濫していた時代も長く、英語については結構話せる人が多いです。
ベトナム人気質
宗教についても、ベトナムは仏教国ですが、ホーチミンでは仏教徒は約50%で、キリスト教系が約14パーセント、ヒンドゥやイスラム、土俗的なものなど合わせて約2%、その他34%は無宗教と、ホーチミンの文化的多様さがうかがわれます。一般的にベトナム人の気質として、中国人にも似た勤勉さや器用さがあげられますが、長きにわたる他国からの支配の経験からか、強い連帯感をもつ村社会が形成されてきたからでしょうか、他人に対するのと身内に対するのでは大きな違いが見られます。だから最初は刺々しかったりあまり友好的でなかったりするのですが、一旦心を開くとものすごく親しくなります。
また、その歴史の大半が戦争の歴史ということもあって、戦争に赴く男に代わって家を守る女性が強くなるのは必然で、女性が凄く強いことです。恋人や夫に対する拘束力や強制力も強く、男性が女性に叱られている姿を見ることはよくあります。それと、地域によっても大きな違いがあり、多少は私の偏見もあるでしょうが、一般的にホーチミンに居る北の人は礼儀正しくインテリっぽい人が多いですが、あまり心を許せないようなタイプの人が多く、反対に地元の南の人は開けっぴろげで大らかでな好人物が多いようです。
